明石で野菜と魚のおもてなしサロン
日本野菜ソムリエ認定料理教室「Maman's Dream」主宰の
川端寿美香です。

これから、備忘録も兼ねて、
母の料理にまつわる話をまとめておこうと
思っております。

現在、長崎で父と暮らす80歳を超えた母は、
認知症の後期と診断されています。
幸い、徘徊とかの症状はなく、
他人には、愛想振りまき、元気そうに見えます。

その母、生後から10歳までは、
裕福な家庭で育ち、
食べ物にも不自由がなっかったそうです。
が、終戦後、
生活は一変して、
全財産を無くし、家族全員、
田舎の親戚の一間を間借りして、
貧乏のどん底の生活をしいたげられたとか。

もちろん、そこからの食生活は、
私の想像できるものではなく、
米さえない生活。
生後3か月の妹は、
栄養失調で亡くなった。

しかし、幼少期の味覚と食生活は、
その後、料理が得意となる母の、
確かな要因となったと思います。

17歳で父親を病気で亡くし、
自分の収入で一家4人を支えてきました。
それからも、当時には珍しく、
結婚・出産後も、共働きを続けていました。
さらに、親の介護もしながら、
手を抜くことなく、
美味しい料理を毎日作ってくれました。

私の記憶の中で、一番古い母の料理は、
幼稚園(6歳くらい)の頃のお弁当です。
大好きな煮豆がいつも入っていました。
小さな俵のおにぎりも・・・。
私の味覚も、
母の手作り料理で、
形成されつつありました。

そして、食いしん坊の魂も、
受け継いでおります。

IMG_4169
もちろん、私の幼稚園の頃のお弁当の写真はありません。
なので、息子の小学生のころの塾弁を・・・
(私はお弁当は苦手です)

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21日、22日
テーマ「秋が恋しいヌーベルシノワ」
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